// // エアコンが効かなくなりました。ファンの汚れが原因でした。

エアコンが効かなくなりました。ファンの汚れが原因でした。

エアコンの不調の原因がファンの汚れだったという、エアコンに詳しい人にはつまらないお話です。しかし、私にとっては意外な発見でしたので、ついつい書いてしまった次第です。

※文中に挿入している写真は、私のエアコンの実際のものではありませんので、ご了承ください

フィルターが原因ではありませんでした

猛暑日が続いたりして、たいへん暑い日が続いています。そんな中、エアコンをつけても、あまり涼しくならないことに気づきました。

これは、単に外気温が高すぎるせいなのだろうと思ったりもしましたが、いやいや、前はこの程度の暑さでも、それなりに涼しくなっていたはずだと思い直しました。

そこで、だれもがまず第一に思うであろう、フィルターの目詰まりを疑いました。(少々古くて安いエアコンですので、自動で掃除してくれるタイプではないもので・・・)

で、確認してみると、ほこりは少々フィルターに付いていましたが、それほどひどい状態ではありませんでした。掃除機でほこりを吸い取りきれいにしました。

しかし、それでも、あいかわらず冷えません。

もう、かなりの年数使っているし、エアコンの故障なのかもしれません。

室外機も直接の原因ではありませんでした

以前、別のエアコンで室外機は正常でも室内機のファンを回すモーターが壊れて、冷えなくなったことがありました。

そこで、エアコンから風が出ているかどうか、室内機に手を当ててみました。冷たい風は出ているようです。

念のため、室外機を見てみました。室外機は動いていますが、空気を吸い込む面にほこりがたくさんへばりついていました。

これは掃除をすべきなのは明らかでしたので、さっそく、ブラシでほこりを落とし、掃除機で吸い取りました。

しかし、これでも冷えないという問題は解決できませんでした。

やはり、故障なのでしょうか。修理か?買い換えか? お金がかかるのはいやだなと思い、もう少しできることを探してみることにしました。

送風ファンが原因でした

ネットで検索してみると、室内機の熱交換器であるフィンや送風ファンの汚れが影響することがあると知りました。(多くの人が当然知っているようなことに無知であったとは、お恥ずかしいしだいです。)

フィンはカバーを開けるとまず現れるフィルターのさらに奥にあるぎざぎざの部品です。次の写真のようなものです。

フィンの清掃をする場合は、ホームセンターなどで売っている、スプレー式の洗浄剤を使う手があります。これは、以前、使ってみましたが、素人でも簡単にある程度の洗浄はできました。今回はこれも直接の原因ではないようです。

ファンの部分は、次の写真のような吹出し口の奥にあります。写真では、奥でファンが回転しています。

懐中電灯などで光を当てると外からでも見えました。扇風機のようなファンではなく、上の写真のような円筒形のクロスフローファンとよばれるタイプのファンが回転して送風する仕組みです。

上の写真は、それほど汚れてはいませんが、私のエアコンでは、たくさんのほこりがへばりついていました。もしかして、これが冷えない原因かな、いや間違いないと思いました。そう思うほど、たくさんのほこりがへばりついていたのです。

とりあえず、試しに応急的に掃除するしかないと判断しました。これでうまくいかなければ、故障を疑うことにしようと。

送風ファンの簡易清掃で、劇的に改善されました

まず、掃除機で吸ってみようとしましたが、ほこりがへばりついていて、うまく取れませんでした。やはり、ブラシでこすりとるしかないなと、古い歯ブラシで、ほこりをこすり落としてみました。歯ブラシでこすっては、ほこりを掃除機で吸い取るということを繰り返しました。

ほこりといっても、けっこう粘りのあるかたまりです。台所にも近いところに設置されたエアコンなので、レンジフードのフィルターの汚れのように油分が含まれているのかななどと考えたりもしました。

腕がだるくなり、汗もびっしょりかきました。もう限界がきましたので、ある程度ほこりを落としたところで、いったん中止することにしました。

これでも冷えないなら、修理を依頼しようと思い、エアコンを動かすことにしました。

すると、今までの不調が嘘のように冷風が出てきました。今まで、室温も思うように下がらなかったのですが、はっきりと体感できるほど下がりました。

ファンが原因でこれほど能力が低下するとは知りませんでした。何よりも、これほど汚れていたとは全く気がつきませんでした。

今回、冷えなかった原因は、故障ではではなく汚れのひどさによるものでした。私は、エアコンの掃除が必要になるのは、かび臭い風が出てきたときだろうと、勝手に思い込んでいました。しかし、表には見えないところで、機能障害を引き起こすことがあることを思い知りました。

もし、エアコンが効かないな、故障かなと思われたときは、送風ファンの汚れも確認されることをおすすめします。

しかし、清掃はまだ中途半端な状態です。

これほどひどく汚れているので、プロにお願いした方が確実かもしれないという思いもあります。しかし、1万数千円の出費を抑えるために、自力で清掃するという道もありかなとも思います。

実際、ネットで検索すると、自力で清掃された記事が、驚くほどたくさん出てきます。

ファンの清掃のための洗剤も売られているようですし、自力でやってみるのもありかなと思案しているところです。

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