// // みんなが疲弊しているように見えます

みんなが疲弊しているように見えます。私も。

猛暑が続き、台風が相次いでやってくるという日々が続いています。

異常気象が原因で、日本のみならず世界各地で様々な被害が起こっています。

新型コロナも収束とは決して言えない状況です。モデルナが公表している推計値を見ていると、6月から8月にかけて感染者数の上昇傾向が続き、最近は若干減少傾向があるものの、まだまだ高止まりという状況です。

若い方々なら、生命の不安まで感じる方は少ないでしょう。しかし、私の年齢になると不安を感じます。さらに、私の場合は高齢の親と同居しているので、自分が感染して親にうつすと、親の命にかかわります。不安です。

物価の上昇も止まりません。食用油や小麦粉や乳製品などの値上げが繰り返されています。スーパーで買い物をしていても、あれもこれも高くなっていて頭を悩ませています。何を買わず、何を買うかということで悩みながら買い物をしています。

ガソリン代も政府の補助金が減らされていることもあり、180円台/リットルまで上がっています。久しく満タンを入れたことがありません。

現役世代のときに比べると、私のような60代の人間は収入が減っています。若い時に約束されていた、60歳からもらえるはずだった年金もまだもらえませんし。

生活はとても苦しいというのが私の実感です。

こんな状況で、政治家とか企業の上層部の人々のような安定した地位にある人以外は、生活に疲れているという人が多いかもしれません。

先日、国立科学博物館のクラウドファンディングで寄付金が1億円に達したことが報じられていましたが、今は6億円に達しているようです。このニュースを聞いてうれしいことだと思いました。多くの人々が、学術機関へ援助しようと、実際に寄付をしているのですから。

しかし一方で、独立行政法人とはいえ、国立機関なのに「民間」のお金を集めないと施設や標本の維持が難しくなっているというのは、大変寂しい気がします。

国立大学でも(国立大学法人とはいえ)、研究費が削減され、さらに研究や教育以外の仕事が増えて、先生方が大変苦労されていると聞きます。

「民間」といえば、中曽根内閣(1982年~1987年)時代の「民間活力」という語を連想します。この内閣の最大の「民活」化は国鉄の分割民営化にあったのだろうと思います。

最近、「民間活力」は、あまり聞かれなくなりました。今ではそれが当たり前になったからなのでしょうか。

役所などの公的機関でも、非正規職員の雇用やアウトソーシングで、人件費を削減するのが当たり前になっています。

「民間活力」という言葉は、なんとなく公務員にはできないような何か良い面があるような印象を与えてくれます。しかし、あれから30年以上過ぎて「本当に良くなりましたか?」と私は思います。

公立図書館の職員がほとんど非正規職員ばかりになり、不安的な身分で司書の方々が頑張っておられます。最近では、図書館の非正規職員の方々が、何十年も務めていたにも関わらず、首を切られているということを聞きます。さらに、役所はその公立図書館を民間企業にアウトソーシングしているようです。

あちこちで「金がない、金がない」と長年聞いてきました。

企業も役所も「節約、節約」と言ってきました。

その結果、企業も役所も人件費を「節約」し、1円でも安く人を使ってきました。

本当にそれでいいんだろうか。そんな疑問が浮かんできます。

こんな日本で本当にいいんだろうか?

この疑問については、あらためて考えてみたいと思います。

スポンサーリンク
コメントの入力は終了しました。