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自分で髪を切るセルフカットにもけっこう慣れてきました

散髪屋さん

Image by Rudy and Peter Skitterians from Pixabay

はじめに

今回の新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言の影響で、いろいろな業種で休業要請が出ています。理美容店はその対象から外されてはいますが、自主的に休んでいるお店もあるようです。

お客さんの側も、感染する、あるいは自分がうつすことを避けたいと思う人は多いでしょう。

私の場合は、髪の毛が薄くなってきたこともあり、数年前から、散髪代と時間の節約のため自分で散髪しています。もう理髪店には久しくいってません。

以前に、このブログで、セルフカットについて書きました。

あれから2年近くが過ぎ、あの時と比べると少しは上達したように感じています。

特に、後頭部のカットは一人でするのは難しいのですが、ちょっとはましになって来たかなと思えるようになりました。

私の使っているのは、パナソニックの「カットモード ER-GF80」ですが、今は最新機種の「ER-GF81」が出ています。内容的にはほとんど変わっていないように見えます。

ここでは、「カットモード ER-GF80」を使った、私流の最近のセルフカットの仕方をまとめておきたいと思います。現行機種「ER-GF81」でも同様の仕方でできると思います。

ただし、これはあくまでも中高年のおじさん向けカットですのでご了承下さい。

セルフカットの手順

1 全体をスライドアタッチメントで切る

ットモード スライドアタッチメント

カットモード スライドアタッチメント 上が50~70mm・下が20~40mm

私の場合は、まず、写真の「スライドアタッチメント」で、髪全体を切ります。前も横も後ろもこれを使っています。

私は、昔ながらの短めの七三分けにしていますので、小さいほうの「スライドアタッチメント」だけでも十分です。髪を長いめに切られる方は、切りすぎを防ぐために大きいほうのアタッチメントから使うのがよいでしょう。

櫛を使って、髪の分け目を決めてから、髪の毛を外からなでるようにアタッチメントをつけた本体を動かしていきます。

私の場合は、本体を地肌に沿ってそのまま上までスライドさせるというよりは、少し切っては本体を髪から遠ざけるような切り方をしています。この方が切りすぎてしまうミスが防げるように、私は感じています。

「スライドアタッチメント」は、その名の通り、スライドして切り残す髪の長さを調節できます(ただし、無段階ではありません)。はじめはアタッチメントを一番長い状態にしてスタートし、次第に短くしながら切っていきます。

アタッチメントの先は櫛になっており,カッターの刃はその付け根の部分にあることを頭に入れてカットして下さい。

本体を動かすと、アタッチメントの櫛が髪の毛をつかまえます。さらに本体を動かしていくと、つかまえられた髪の毛がアタッチメントの付け根あたりまで来たところで切られます。

その際、毛が本体の刃にあたる音がして、髪の毛が切られます。

そして、アタッチメントに残った髪を振り落として、またアタッチメントで髪をつかまえていけば、どんどん髪の毛が切られていきます。

この動作を繰り返していくだけで、伸びて邪魔な髪の毛が切り落とされていきます。痛みもなくたいへん気持ちがよいものです。

「スライドアタッチメント」は、櫛の目が粗いといいますか、櫛の歯の間隔が広く、まとめて全部同じ長さに切ってしまわないように作られています。

そのおかげで、一部だけ短く切りすぎて、虎刈りのようにはなりません。このアタッチメントがついていることがこの製品の最大の特長だと思います。

これで、まずは第1工程は終了です。初めての方は、とりあえずこれだけで一旦終了としてもよいでしょう。余分な毛はかなりなくなっているはずです。

修正したいところがあれば、あらためてどこをどうカットしなおすかを考えて、数日後にでも再開するくらいでよいかと思います。

次は側面のカット、特に耳まわりのカットを行います。

2 耳周りのカット

耳周りは、付属品の「耳まわり&ナチュラルアタッチメント」で切ることができます。

ただし、私の場合は、次の「刈り高さアタッチメント」を使います。

カットモード 刈り高さアタッチメント

カットモード 刈り高さアタッチメント

このアタッチメントには、上の写真左から「3mm/6mm」「9mm/12mm」「15mm/18mm」という3種類があります。スライド式ではなく、固定式です。

「刈り高さアタッチメント」は、「スライドアタッチメント」よりも櫛の長さも短く歯の間隔も狭くなっています。丸刈りにする場合に使うアタッチメントです。

私には、こちらの方が「耳まわり&ナチュラルアタッチメント」で切るよりも、手っ取り早くすませられるように思います。

私は18mmや15mmの「刈り高さアタッチメント」を使っています。これを使って、耳の周辺の髪の毛を一気に短く切ってしまいます。

耳の周辺の髪を、アタッチメントの先を下から上に向かって動かして行きます。

まずはアタッチメントの先が地肌にあたらない程度に、髪の表面に軽くあたる程度にして切っていきます。

あまり上の方まで切りすぎないように、耳の数センチ上あたりで止めるようにします。

ただし、慣れていない方は、「耳まわり&ナチュラルアタッチメント」で丁寧に切り、不揃いになっている部分は、ハサミで修正するようにした方が失敗しない安全な方法だと思います。

3 後ろのカット

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Image by Clker-Free-Vector-Images from Pixabay

後ろのカットは、完全に一人で切る場合には一番難しいところです。家族に切ってもらえるなら、それにこしたことはないと思います。

私は、洗面所に固定された鏡と、100円均一で売られている手鏡とを、合わせ鏡にして後ろを見ながら切っています。

しかし、やはりどうしても後ろはよく見えません。

加齢による老眼の進行もあり、若い頃に比べると見えづらくなっています。

そんなわけで、私は、後頭部、特に襟足(えりあし)については、完璧にきれいに切ることはあきらめています。

今のところはある程度のクオリティで我慢し、今後少しずつ改良していこうと考えています。

現在の私の切り方は、次の通りです。

まず、先ほどの「スライドアタッチメント」で切っていきます。これは、はじめに書いたとおり、前や横と同じです。

ある程度短くなったら、襟足のカットにうつります。襟足は「刈り高さアタッチメント」を使います。まず、「15mm/18mm」のアタッチメントの18mmの方を使って、襟足の部分を、下から上に切っていきます。

(このアタッチメントは、スライド式ではありませんので、15mmを使いたい場合は、18mmのアタッチメントを反対向けにつけ直さないといけません。)

襟足をきれいに揃えるのは難しいので、だいたい揃えばよいかというところで妥協しています。

それでも、左右の長さの差があまり大きくなりすぎないように気をつけています。

右側の襟足を切るときは、右手にカットモード本体を持ち、左手に手鏡をもちます。合わせ鏡で襟足を見ながら切っていきます。

左側は、原則は左右逆にします。左手で本体を持ちます。右利きの私には、左手ではどうしてもうまくいかないこともあります。その場合は、右手に本体、左手に手鏡を持ちます。

このごろは、視認することだけに頼らず、首筋の皮膚感覚も使って切るようにしています。

カミソリを使ったひげ剃りでも、慣れてしまえば、鏡がなくても皮膚の感覚で剃る位置を特定し、手触りで剃り具合や剃り残しを確認できます。

それと似たような仕方で、十分に見えなくてもカットできるようになれると思っています。今のところは、その途上にあるという感じです。

髪をより短くする必要があれば、「9mm/12mm」など、より短いアタッチメントに付け替えます。私は、ごくたまに使う程度です。

4 仕上げ

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襟足のカットが終われば、あとは最後の仕上げです。必要に応じて、「スキ刈りアタッチメント」や「耳まわり&ナチュラルアタッチメント」の「ナチュラル」、さらには、はさみを使って仕上げます。

耳まわりや襟足の左右のバランスにも気をつけて、必要があれば修正します。

襟足やもみあげに残ったうぶ毛などは、カミソリを使って剃り落とします。

私の場合、散髪の後は、体に付いた髪の毛でかゆくなるので、すぐにお風呂に入るようにしています。

このときに、ついでにひげ剃り用のカミソリで、うぶ毛などは剃ってしまえばいいと思います。

なお、カミソリを使わなくても、「カットモード」本体にアタッチメントを付けずに、直接に刃をあてて剃り落とすことができます。

こうすればカミソリがなくても大丈夫ですが、私はカミソリの方が慣れているので、このやり方をしています。

お風呂に入る時間を除いて、カットに要する時間は、私の場合は20分くらいです。はじめの頃は30分以上かかりましたが、だんだんと慣れるに従って早くなると思います。

結び

セルフカットは思っていたほど難しくなかったというのが、いままでやってきての感想です。

はじめは、切りすぎてしまわないか、おかしなムラができないかとか、いろいろ不安がありました。

しかし、正しい手順を踏んでカットしていけば、大きな失敗はしないことが分かりました。

セルフカット用の家電製品は、多数発売されていますが、自分の目的に合った商品を選んで、マニュアルどおりに使っていれば、だれにでもできるものだと思います。

私は、パナソニックの「カットモード ER-GF80」を買いましたが、今にして思えば、「スライドアタッチメント 50~70mm」が付属しないだけの、「ER-GF70」でもよかったかなとも思います。

私の髪の長さでは、50~70mmの長さはなくても、はじめから20~40mmを使っても問題なかったからです。

しかし、これは、実際に使ってみなかったら分からなかったことでした。

パナソニックのホームページには、この商品の取扱説明書もありますし、使い方が解説されているページもあります。

また、YouTubeにはパナソニックによる動画もあげられています。

これらは、たいへん役に立ちます。ぜひ、参考にしてみて下さい。

髪型の好みは人によって違いますし、髪の毛の癖も個人差があります。

アタッチメントや本体の持ち方・握り方、動かし方も、人によって微妙に変えなくてはならないこともあるかと思います。

このあたりは、マニュアルどおりにいかない所ですが、回数を重ねることで、だんだんと自分に合った切り方が分かってくると思います。

まずは、基本的な使い方をよく理解したうえで、自分なりに試行錯誤して、応用していかれるのがよいと思います。工夫次第で、いろいろな髪型にできると思います。

上記のパナソニックの商品は2020年4月現在、品薄のようです。ほぼ取り寄せとなるようです。1~2ヶ月程度待たないといけない場合もあるようです。
そういえば、私も数年前に1ヶ月近く待って買った記憶があります。もともと、すぐに入手しにくい商品のようです。
私の個人的感想ですが、待ってでも買う価値のある商品だとは思っています。
しかし、他社の製品にも同じような機能を持ったものがあります。すぐに散髪しない事情があると急がれる方は、他社の商品を探す手もあります。
私も、購入時にパナソニックの商品とテスコムの商品で迷いました。機能としてはほぼ同等でしたが、価格はテスコムの方が安かった点で悩みました。
当時、私が比較したテスコムの商品は、今は生産終了になっているようです。現在では、比較対象として次の商品は候補に挙がると思います。
パナソニックの「ER-GF81」よりは価格が安いし、4月20日現在でネット通販ショップでも在庫ありのところがまだありますので、買いやすさはあるかと思います。

取扱説明書が次のリンクにありますので、参考にして下さい。

他にも、フィリップスの商品を愛用されている方々もありますし、いろいろと比較検討されてみるのもよいかと思います。

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