散髪屋さんに行かずに自分で切るようになりました

イラスト 床屋

(C)いらすとや

加齢とともに髪の毛が薄くなってきている男にとって、散髪代に何千円も使うのはもったいないというの思いが私にはあります。

私の父は、40代のころは額から頭頂部には毛がほとんどありませんでした。それでも、耳の周辺から後頭部の毛を切るためだけに、理容店に通っていました。

理容店では髪の毛のカットだけでなく、ひげ剃りもしてくれますし、話し相手にもなってくれ、散髪が終わった後に肩をもんでもらえたりと、癒しを与えてくれるようなサービスも提供してくれます。

それが好きな人は、数千円の対価を払う価値があると思います。しかし、私は世間話も面倒くさいし、散髪は短時間でサッサと済ませたいという性格ですので、いつの頃からか、安くて早い理容店にいくようになりました。

さらには、千円カットのお店が登場すると、もともと洗髪やひげ剃りもしてもらうのも面倒だったので、これはありがたいと、もっぱらそういうお店で髪を切ってもらうようになりました。

しかし、今ではとうとう自分で切るようになりました。実際にやってみると意外に簡単です。

大企業の取締役やエリート官僚や、政治家やアナウンサーや芸能人のように、マスメディアに登場する機会のない一般の中高年男性には、自分で散髪するのが経済的だと思います。

ここでは、散髪をめぐる、自分の経験談を書いてみたいと思います。

自分で散髪(セルフカット)しようと決心しました

若い頃の一時期、今では自分でも信じられませんが、美容店に通っていたときもありました。理容店とは違うちょっとおしゃれな髪型にしてくれたからです。

社会人になってからは、3,000円~4,000円の理容店に2ヶ月に1度ほど通うようになりました。

その後、髪の毛が薄くなるにつれ、1,500円くらいの理容店で3ヶ月に1回くらいのペースで散髪をしていました。その散髪屋さんの近くに行く用事がちょうどそのペースであったからです。

しかし、数年前からその散髪屋さんの近くに行く用事がなくなってしまいました。家の近くには4,000円以上するような理容店ばかりなので、自分の髪の毛のボリュームからしてもちょっともったいないなと思うようになりました。

そこで、電車に乗って一番近い千円カットのお店に行くようになりました。しかし、その散髪代の半分近くかかる往復の電車賃があほらしくなってきました。

さてどうしたものかと思案しました。

そうだ、電気バリカンを買って自分で坊主頭にしてやれば、安くつくのではと思い至りました。しかし、家族からは丸坊主は似合わないと反対されるし、職場でも坊主頭はちょっと違和感がありそうです。

これはどうしたらよいかとさらに思案しました。

そういえば、昔、ナショナル(現パナソニック)の「スキカル」という商品があったなと思いながら、ネット上を探してみました。すると「スキカル」はすでになかったものの、いろいろな散髪用の電気器具が見つかりました。

丸坊主ではなく、普通のおじさん向けのカットもできる製品もありそうです。これなら今の私でも使えそうだと、その手の電気バリカンを買うことを真剣に検討しました。

悩んだ末に、パナソニックの「カットモード ER-GF80」を買うことにしました

ネット上で調べてみると、私の求める条件を満たしそうなものとして、パナソニックの「カットモード ER-GF80」とテスコムの「TC430」という製品がでてきました。どちらも似たような製品で、七三分けのサラリーマンカットもできそうです。

もう1年半ほど前のことなのですが、その時点でパナソニックの「カットモード ER-GF80」は5,000円程度、テスコムの「TC430」はそれよりも1,000円程度安い価格が、価格comで最安値でした。今はもっと安くなっていて、パナソニックは4,000円余り、テスコムは3,300円ほどになっています。

このふたつの商品の口コミなどをあちこちのサイトで調べて、どちらにするか検討しました。

値段の安さではテスコムです。サイト上で評価が高いのがパナソニックです。何日か悩んだ結果、私はパナソニックの方に決めました。

その決め手ですが、パナソニックの方は、付属品を収めるケースがついていること、散髪の仕方が写真入りで解説された小冊子が付属していることでした。

次の写真のケースに収納されています。

カットモードER-GF80 ケース

カットモードER-GF80 ケース(購入時)

次の写真のように、ケースに本体・充電器やパーツが収納できるようになっています。

カットモード ER-GF80 ケース内容

カットモード ER-GF80ケース内容

カットモード ER-GF80ケース内容(購入時)

この商品には、取扱説明書だけでなく、カットの仕方を解説した小冊子がついています。

カットモードER-GF80 説明書

カットモードER-GF80 説明書

もともと整理が下手で、必要なものでも家の中で紛失する自分のことですから、専用ケースがあれば、付属品をなくしにくいだろうということと、初めてのセルフカットなので、解説書があった方が安心だろうと考えたのです。

もう一つ、パナソニックの方は、散髪の仕方についてメーカー製の解説ビデオが何本かYoutubeにアップされていて、それを見たことも大きかったように思います。「ああ、そういう風にカットすればいいのか」ということがよくわかりました。やはり、こういう心のつかみ方は大手メーカーの強みですね。(このビデオは、パナソニックのホームページからも見ることができます。)

電気バリカンだけでは散髪できないことに気づきました

また、実際に散髪をするときに問題になることとして、切った髪の毛をどのように受けるかということが頭をよぎりました。

部屋に新聞紙を敷き詰めて、散髪がすんだ後は髪の毛を新聞紙で包んで、丸めて捨てたらいいのではとか考えました。しかし、部屋で切るならそのための鏡がないこともあるし、部屋中に髪の毛が散らばってしまう心配もあるし、風呂場で切るなら、裸だと冬は寒いし・・・などいろいろと問題点が浮かびました。

私の場合、洗面所の鏡を使って、そのスペースの中で髪を切るというのが現実的なことだと結論づけました。

そこで、アマゾンで「この商品を買った人はこんな商品も買っています」として示された「コジット ジャンボ散髪マント」という商品も、一緒に買うことにしました。はじめは、パナソニックのホームページで見た「スキカルハット」にしようかと思っていたのですが、よくよく考えると、自分で髪を切るためには、両腕が自由に使えなくてはなりません。

ジャンボ散髪マット

ジャンボ散髪マント(購入時)

この商品は、マントの中から両腕を出すことができるので、セルフカットに向いています。これが決め手で、買うことにしました。

ご家族の方にカットしてもらえる環境にある人なら、両手が使える必要はありません。しかし、私はすべて自分したいため、両腕が使えるかどうかは重要な問題でした。これを買って正解だったと思っています。

 はじめての自分での散髪

はじめて散髪するときは緊張しました。パナソニックのビデオだけでなく、その他のYoutubeで公開されている散髪の仕方のビデオをよく見て、商品に付属している冊子もよく読んで挑戦しました。

しかし、それでも付属のアタッチメントがたくさんあるので、実際にはじめてみるとどれをどう使ったらいいのか悩みました。

切りすぎないようにということから、まずは50~70mmのスライドアタッチメントで70mmという一番長い(一番髪を切らない)ところに設定して、髪全体を切り始めました。下の写真では、上のものが50~70mmスライドアタッチメントです。これらは、櫛の役割をしてくれます。これを使うと、髪の毛を切りすぎないようにカットすることができます。

ットモード スライドアタッチメント

カットモード スライドアタッチメント

電源を入れて、下から上へとスライドするように移動させていきます。髪の長さにもよりますが、少しずつ切られた髪の毛が下に落ちていきます。

70mmでは、それほど髪の毛は切れません。もっと切りたいときは、アタッチメントをスライドさせて60mm、50mmと減らしながら切っていくとよいでしょう。さらに、20~40mmスライドアタッチメントでより短く切ることもできます。(上の写真では下の方がこれです)

まず最初は、それくらいでいったんやめるのもよいかなと思います。

特に、完全に自分一人でセルフカットをする場合は、後ろが難しいので、まずは50mmのところでやめておくのが安全です。つまり、50~70mmのアタッチメントを使うだけで完結させるということです。

これだけでも、元々の髪の長さにもよりますが、けっこう髪がすっきりしているはずです。

セルフカットの場合は、後ろの様子は合わせ鏡で見るしかありません。私の場合は、洗面所の固定鏡を見ながら、片手で手鏡を持って合わせ鏡にして、もう片方の手でカットモード本体を持ってカットするという仕方で散髪してます。

上記の方法では、後ろの髪をきれいに切りそろえることはできません。しかし、髪をすいたように髪の先はランダムな切れ方にすることができるので、それほど不自然な感じはありません。後ろの髪を切りそろえる必要のない人は、これで十分です。私も最初はこの程度でやめておきました。

後ろの髪と耳周りをどう切るか

理容店で、後頭部を刈り上げしてもらうという人も多いかと思います。セルフカットで後ろの刈り上げはなかなか難易度が高いように思われます。私はまだチャレンジしていません。しかし、後ろと耳周りのカットからは逃げられないのも事実です。

これは、いろいろと試行錯誤しながら、自分の髪の毛の質(毛の硬さ・量・毛の癖)や、好みの髪型に合うカットの仕方を確立していくしかありません。

刈り上げまでしなくても、後ろの毛をより短く切りそろえたいなら、次の「刈り高さアタッチメント」を使うことができます。写真では、左から「3mm/6mm」、「9mm/12mm」、「15mm/18mm」となります。

これらを使って、後ろの毛をそろえることができます。慣れないうちは、使わない方が無難かと思いますが、ある程度慣れてきたらチャレンジしてもよいかと思います。私も、少しずつですが、後ろの毛を切りそろえることを試みています。しかし、なかなか、散髪屋さんで切ってもらったようにいかないのが現実です。これから何回か試みれば、もう少しうまくできるようになるのではとは思っています。

カットモード 刈り高さアタッチメント

カットモード 刈り高さアタッチメント

また、耳周りを切りそろえる必要がある場合は、次の写真のアタッチメントは「ナチュラル」になっていますが、これを「耳まわり」に切り替えると、耳の周辺を切ることができます。

カットモードER-GF80 耳周り・ナチュラル

カットモードER-GF80  先端にあるのが「ナチュラル」「耳まわり」アタッチメント

耳まわりの切り方は、「テクニックブック」にも写真付きで書かれていますが、それよりも、パナソニックのホームページにある動画で見るとわかりやすいと思います。

 この商品についての感想

使いにくいところ

この商品の短所として、充電の完了を示す表示がでないことがあります。

次の写真では、ちょっと見にくいかもしれませんが、充電中の赤ランプがついています。

カットモード 充電ランプ

カットモード 充電ランプ

このランプは、充電が完了しても、消えることはありません。

充電がすむと、色が変わったり、点滅したりなど、一目でわかるようになっている商品が多い中、このカットモードER-GF80は、それを知らせてはくれません。

約8時間で充電が完了するということなので、自分で時間を確認し、電線を取り外す必要があります。

また、使用前後に、刃に注油しなければなりません。たいした手間ではありませんが、それが面倒くさいという人にはマイナス点になるかと思います。

右の写真は、付属のオイルです。すでに何回も使用したので、若干減ってい

カットモード オイル

ますが、それほどすぐに無くなるわけではありません。

同じような商品の中には、注油の必要がないものもありますので、注油する手間をかけたくない人は、そちらを選ばれた方がよいかもしれません。

私も買う前に、面倒くさいなと思うところはありました。ただ、アタッチメントの豊富さという魅力の方が勝っていたことがあり、パナソニックの商品に決めました。

ただし、アタッチメントの豊富さは、何をどう使うかということに迷うことにもなります。

初心者でもそれなりにカットできる点は評価できます

中高年の男性の視点から、理容店に行くのが面倒だとか、お金がかかりすぎると思う方は、使う価値のある商品だと思います。

私の場合は、まさに上の条件にぴったり合うタイプですので、もう理容店に行くことはないだろうと思います。

まだまだ、セルフカットは下手くそですが、別におしゃれをする必要もないし、したいとも思わないので、なんら問題はありません。

実際にこの製品を使ってみるまで、果たして使いこなせるだろうかと、不安な面もありました。しかし、なかなかよくできていて、素人でもそれなりにカットできるのが不思議なほどでした。

この商品はアタッチメントがいろいろと付けられていますので、工夫次第では、いろいろなカットができそうです。丸坊主から、サラリーマンカット、ソフト・モヒカンもできます。

アタッチメントの豊富さは、実際にカットするときの迷いの原因にもなりますが、はじめはスライドアタッチメントを主に使うようにして、慣れてきてから徐々に刈り高さアタッチメントを使っていくようにして、技を磨くようにするとよいかと思います。

また、パナソニックのこの商品は、より幅広い層をターゲットとしているようで、男女問わずお子さんのカットもできるように作られています。

散髪屋

(C)いらすとや

(C)いらすとや

私も、高齢の親の髪のカットもしました。伸び過ぎた髪の量を減らす程度のことなら、スライドアタッチメントを使って簡単にできました。

また、この商品は水洗いができるということがあります。私の場合は、水洗いよりも掃除機で本体に残った髪の毛を吸い取るようにしていますので、その利点を特に感じたことはありません。これもそれぞれの使い方、手入れの仕方によって、考え方・感じ方は変わるでしょう。

充電に関する難点はありますが、一回の充電で、一回の散髪に不足することはありませんでした。充電式なので、電線が邪魔にならずに、右手・左手に持ち替えて、散髪することができるのも評価できる点です。

むすび

髪の毛が薄くなってきた私のような中高年のおじさんたちにとって、散髪代はどうも納得のいかないところがあります。

かつて、私の父親の世代の人たちは、少ない髪でも、今の価格でいうと何千円も払って、散髪をしていました。しかし、今ではそんな出費を抑えることができるようになったのは、たいへんありがたいことだと思います。

一般的な理容店なら、2回分の散髪代程度で買える商品で、何年も使える商品があることに、私も驚いています。

テクニックを磨けば、お孫さんの髪を、おじいちゃんが切ってあげるよと言えるようになる日も来るかもしれません。

1年半ほどセルフカットを続けてみて、これは使えるなと思っています。もちろん、セルフカットでは、散髪屋さんにしかない付加価値を堪能することはできません。

このあたりは、個人個人の価値観から判断すべきことかと思います。

また、この分野の商品は、パナソニックやテスコムだけでなく、フィリップスや日立など、それぞれ特徴ある製品が販売されています。油を差す必要がない、アタッチメントを付け替える必要がないなどです。これらは、好みの問題になろうかとは思います。

これからセルフカットを試してみようという方は、ご自分の髪型など必要性に適した商品を選ばれるとよいと思います。私が購入して使ってみたパナソニックのカットモードは、価格も手ごろで、初心者の私でも使える商品でしたので、入門機としてはちょうどよいのではと思いました。

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